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強みを活かして、地域を豊かに

更新日:2019年9月1日


9月1日は防災の日。日経朝刊やニュース等で防災対策の特集を組み、意識が喚起されることを期待します。


先週、熊本で2日間にわたり、各日3社が参加された個別勉強会の講師を務めさせていただきました。震災後は仮設住宅の建設に尽力された方々の集まりで性能向上に対しての思い入れもひと一倍強いです。


中でも印象に残ったのがM工務店さん。

・コアターゲットは築100年の古民家

・4500万円から5000万円のリノベーション


家屋を持ち上げて、基礎補強する工程についてお聞きしましたが、被災地でもあり、使命感を持ち、対応されている姿勢が伝わってきます。さらに、このような物件に対応できる建築リテラシーを保有する会社はなかなかないのが現状です。


「企業戦略論」(ジェイB・バーニー)の中で、企業が競争優位性を保つ上で経営資源や活用能力を見極めるためのフレームワーク「VRIO」を提言しており、それは4つの問いから構成されています。

① 経済価値(Value)に対する問い→会社が持つ強みはその会社を取りまく外部環境における機会や脅威に適応することができるかどうか

② 希少性(Rarity)→その技術を保有したり、活用している例は少ないか

③ 模倣困難性(inimitability)→保有していない企業が獲得、強化する際に、コスト上で不利かどうか

④ 組織(Organization)→その資源を有効に活用する方向性や仕組みが整っているか


これら4つを満たしていれば、持続的な競争優位性を保つことができると述べました。


引き続き、経営資源や活用能力を活かすかたちで最善の提案ができるよう、鋭意努めて参ります。

希少性や模倣困難な経営資源を活かして、中小工務店さんが元気になると同時に、地域社会が豊かになることにつながると信じています。




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