リノベーションオブザイヤー2019が発表されました。
https://www.renovation.or.jp/oftheyear/award.html
グランプリをはじめ、いつになく、性能向上リノベーションをテーマにした作品が表彰され、時代の変化、大きな潮流を感じます。中でもSUUMO編集長のコメントが目を引きました。
「内装・設備交換が主のマンションに対し、戸建ては性能改善、外壁屋根修繕までかかる。新築が安く簡易に建てられる日本では、性能追及すると事業性が厳しいとみる声が多い。その課題に新潟のまごころ本舗はチャレンジした。「仕入れ、設計、施工、販売」をすべて自社で行い、価格比較サイトや楽天を活用し、最安値、型落ち品を探し装飾、設備コストをダイエット。耐震、断熱には予算を多く割き、900万円台で築40年超の戸建てを二世帯住宅にリノベした。Rebitaは築25年のハウスメーカー物件で断熱等級4、省エネ等級5を実現し、家の燃費性能を示す「エネルギーパス」まで発行した。岐阜のWOODYYLIFEは、自由設計リノベだが、UA値2.94から0.7と約4倍に向上させ、この地域の断熱性能等級4の数値より高い性能に。耐震の構造評点も0.58から1.71と約3倍に向上。我々ポータルサイト事業者は、見た目の良さだけでなく、性能の可視化を急がねばならないと痛感した。」
表彰された企業様、おめでとうございます。そして、性能向上や可視化についてリノベーション協議会やSUUMOなどポータルサイトに注目されたことは大きな意義があると感じます。
来年、性能向上リノベーションの意識が高まり、それぞれの強みを活かした参入企業も増えて、市場、業界が盛り上がることを期待します。
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